カルティエ（Cartier）は「王の宝石商にして、宝石商の王」と呼ばれるほど、世界中の王侯貴族に愛されてきたブランドです。 時計界でもカルティエは特別な存在で、ジュエラーでありながら卓越した時計製造技術を誇ります。この記事では、その歴史と魅力をひも解きます。
王族の御用達としての起源
1847年、ルイ＝フランソワ・カルティエがパリで創業。ナポレオン3世の皇妃ウジェニーをはじめ、英国王エドワード7世など多くの王族が愛用しました。 1904年には友人である飛行士サントス・デュモンのために「世界初の腕時計」とされるサントスを製作。これが時計史の転換点となります。
デザインと芸術性の融合
カルティエの時計は単なる計時機器ではなく、芸術作品です。象徴的な「ローマ数字インデックス」や「ブルースティール針」、ケースの美しいラインなど、クラシカルでありながら洗練された美が宿ります。 また、タンク・サントス・バロンブルーなど、すべてのモデルに共通する“気品”は他ブランドにはない魅力です。
時計製造技術の確立
カルティエは2008年にスイス・ラ・ショー＝ド＝フォンに自社マニュファクチュールを設立し、本格的な時計製造ブランドへと進化しました。 Cal.1904MCやスケルトンムーブメントなど独自開発キャリバーを搭載し、“ジュエリーブランドの時計”という枠を超えた存在になっています。
資産価値と市場評価
カルティエの時計は中古市場でも高い人気を維持。特にタンクやサントスはクラシックモデルとして資産性が安定しています。限定カラーやダイヤ付きモデルはプレミア価格で取引されることも珍しくありません。
まとめ
カルティエは「ジュエリーと時計の融合」という独自の立ち位置を築いた唯一無二のブランドです。王族に愛された美学と革新技術が融合したその魅力は、今なお時代を超えて輝き続けています。 ▶ 当サイトではカルティエの最新モデル・相場・正規中古在庫を随時更新しています。